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親鸞会教義の相対化・35

清森義行様


更に別の友人からアニメの感想を頂きましたので、送らせていただきます。


======以下感想======

私は、★★さん(※親鸞会教義の相対化の23・25で投稿してくれた友人)みたいに、浄土真宗・親鸞聖人に関する著書をたくさん読んでいるわけではありません。
御絵伝くらいはわかるけど、御伝鈔は自分で読んだことない・・って程度です。
まぁ、『浄土真宗についてぜんぜん知らない人よりは、ちょっとマシ』ぐらいのポジションだと思っています。
そんな私の感想です。
自分の記憶にある御絵伝と照らしながら、ビデオを見ました。


★1巻
【出家学道】の場面
「得度式は明日にしましょう」と薦められるところで、トコトコと叔父君のところへ歩いていって『明日ありと思う心のあだ桜夜半に嵐の吹かぬものかは』の歌をお渡しになる場面ですが、これって史実かなぁ、史実ならめっちゃ生意気かもぉと思いました。
歌自体は史実と思っていますが、普通、あの場面でいくら子供といえトコトコと歌を渡しに行くのだろうかと思いました。
ツッコミ細かいですかね(笑)。

あと、これも史実なんだろうか・・と思ったのは、青蓮院から叡山への帰り道、女人に呼び止められての問答のような会話の場面です。
私が無知なだけなのだと思いますが、これって史実(というか、書物に残っているのか)なのかなと思いました。
その後、僧とは名ばかりで、戒からかけ離れ街に繰り出し花街で遊ぶ叡山の僧たちに対する考えが変化するあたりは、聖人の苦悩をよく表しているなぁと感じました。

親鸞聖人がなされた叡山での苦行の様子は、以前NHKスペシャルで見た千日回峰行と同じに思えましたので、苦行としては理解できるのですが、経文をどうやって学ばれたのかというのも加えてあればもう少しわかりやすいかなと思います。

御絵伝を知っている私でも、「ストーリー展開が唐突過ぎないかな・・」と思えるところがあちこちありましたので、浄土真宗の知識のまったくない人には「何がなにやら・・」ということになっても仕方ないかなという気がしました。


★2~3巻
2巻の内容は、半分くらい以前にうちのお寺で観たことがありました。
そのとき観たビデオで玉日姫のことを知り、親鸞聖人の生涯について不勉強だった私は、玉日姫が恵信尼様と思い込んでいました。
(今でも不勉強ですけれども・・)
そののち、玉日姫が実在の人物だということを記した古文書はないということを随分経ってから知り、思い込んでいた自分を振り返って、映像の力って怖いなぁと感じました。
布教にあたり、印刷物や映像を駆使されるのは当然とは思うのですが、史実でないことを映像や印刷物にして残してしまうと、出所が出所なだけに民放などでドラマを放送する以上に影響が出てしまうのではないかと思います。
一つ間違えば、カルト教団と同じになってしまう気がします。

玉日姫のことに限らず、ビデオや映画など動画の媒体は、ストーリーは御絵伝や御伝鈔、その他残された古文書などから作り上げることはできますが、細かいところは演出になると思いますのでかなり注意が必要と思います。

あと、3巻までで感じたのはBGMの選曲のセンスのなさですかね(笑)。
法難の場面とか、「もう少しどーにかならんかな」って何度も思いました(笑)。


★4巻
不勉強を更に晒してお恥ずかしいのですが、越後流罪から以降は、実はよく知りません。
なので、御絵伝の範疇くらいしかわかりません。

全体としては3巻までに感じたような違和感はなく、わりとすんなり見ることができました。
ただ、4巻では善鸞様は善鸞様とスーパーが出ましたが、恵信尼様にあたる方は『御内室』とだけスーパーが入りお名前が出ていませんでした。
それは、上記で挙げていた玉日姫の件と関わりがあるのでしょうか。
ちょっと気になりました。


★5~6巻
アニメとしての出来栄えはいいのかもしれませんが、やはり恵信尼様がどうなられたのかが気になりました。
『恵信尼消息』があったとしても、きちんと描くには資料が足りないのでしょうか・・。
といいますか、私自身が恵信尼消息を読んだことはないので、恐らく、恵信尼様ご自身のことや恵信尼様と親鸞聖人のお二人の歴史については書かれていないのかもしれませんね。
でも、親鸞聖人の生涯について、肉食妻帯を断行されたと明言するならば、やはり恵信尼様の存在についてきちんと描いていただきたい気がします。
そこもまた、「煩悩具足の凡夫も救われる」という教義の大事な要素のような気がしますので。

あと、御伝承とは微妙にエピソードが違うところもあるようなのですが、許容範囲なのでしょうか。
平太郎さんの場面とか、蓮位坊夢想とか・・。

一番最後の場面、親鸞聖人のご遺言『ご臨末の御書』で、ちょっとグッと来てしまいました。
本願寺派では『報恩講の歌』として、報恩講の際、今風のメロディ(ちょっと演歌調かな)をつけて唄っているものですから。

が、恩徳讃が演歌調で歌われているのにガッカリしました(笑)。
歌っている人も上手とはいえないと思いましたし(笑)。
音が取れていないし、滑舌悪いし(笑)。
私には幼稚園の頃から本願寺派のメロディが染み付いておりまして、これは仕方ないですね。
仕方ないといいつつ、違和感ありありです(笑)。


★王舎城の悲劇
随分前に、うちのお寺でご法話の代わりに観たことあったんです。
お寺で観たビデオは、前のことですし出所がどこかはわかりませんが、うちのお寺は本願寺派なのでまぁ本願寺出版社かなと思います。

ストーリーについては観無量寿経の内容なので、本願寺派と親鸞会とはいっても激しく違うということはありませんで、特に思うことはありません。
気になったのは、韋提希夫人の描き方が激しすぎるトコくらいですかねぇ。
韋提希夫人の苦悩の場面なんですけど・・。
岩波文庫の観無量寿経漢文和訳には
『そのとき、ヴァイデーヒーは師の姿を見て、自ら胸飾を断ちきり、大地に身を投げ、号泣して師に向かって言う・・』
とあるので、それをそのまま映像化すればあのまんまかなとは思うのですけど・・。

うーん、個人的にはもう少し苦悩の姿の演出を工夫してもらったがいいかなと思いました。


★最後に
最後に全般通して思ったのは、『映像の影響力は恐ろしい』ということです。
史実をよく知らぬまま、こういったもので『すりこまれる』のは、なんと危険なことだろうと思いました。
美化したり、神格化したり(この場合、神を使うのは適切ではないと思いますが)ではなく、事実ありのままを正確に伝えるのは大変なことなのかもしれませんね。
いちがいにビデオが悪いということではなく、ビデオという媒体の有りようについてよくよく考えていただきたいと思いました。
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COMMENTS

No title

> 歌っている人も上手とはいえないと思いましたし(笑)。
> 音が取れていないし、滑舌悪いし(笑)。

まあ、それはしょうがないでしょう。
だって、歌っているのは台湾の尼僧ですから。

そういえば、あの尼僧さんたちは、今も会員を続けているのだろうか?
それとも、親鸞会のカルト性に気付いて退会したのだろうか?
何かご存知の方、教えてください。

台湾の尼僧さんについて

>そういえば、あの尼僧さんたちは、今も会員を続けているのだろうか?
>それとも、親鸞会のカルト性に気付いて退会したのだろうか?

退会されています。
当初積極的に活動されていたのですが、
当時担当していたK田講師が「自分は信心決定した」と突然言い出して、
その経緯や説明が不振を感じさせるに十分なものだったために、
彼は信頼を失い、尼僧さんも離れてゆきました。
他にもいろいろ理由はあったようですが、
一番はそのことだったようです。
彼は香港でも現地の女性に手を出したりして、
現地では問題になっていたようです。
彼がいた時代の香港の会員もほとんどやめてしまいました。
(K田講師はその後海外布教の任務を解任されています)

K彦よ、お前もか

不倫M晴だけでなく、K田K彦も淫行をしていたんやな。
そういや昔、H田覚が女子学生に手つけて、問題になってたな。
ほんまに、愛欲の広海に沈没しきっとるな。
統一〇会や摂〇と変わらんのとちゃうか?

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