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親鸞会教義の相対化・71(投稿)

清森義行様


 今回は、以下の書籍を取り上げてみたいと思います。

●木村耕一編著『こころの道』(一万年堂出版)

 「木村耕一」が親鸞会講師の山崎豊氏のペンネームであることは
別のサイトで明かにされており(*)、山崎氏の『親鸞聖人の旅』
に関しては既に清森問答に感想を投稿させて頂いております(**)。

*さよなら親鸞会 1万年堂出版のエッセイスト木村耕一氏
は、親鸞会の講師部員です。
http://sayonara1929.txt-nifty.com/blog/2007/08/1_5a7b.html

**親鸞会教義の相対化 38~43
http://kiyomorimondo.blog70.fc2.com/blog-entry-151.html
http://kiyomorimondo.blog70.fc2.com/blog-entry-152.html
http://kiyomorimondo.blog70.fc2.com/blog-entry-155.html
http://kiyomorimondo.blog70.fc2.com/blog-entry-156.html
http://kiyomorimondo.blog70.fc2.com/blog-entry-157.html
http://kiyomorimondo.blog70.fc2.com/blog-entry-158.html

 本書には、古今東西の昔話や童話、様々な人物のエピソードが紹介されていて、自分自身の生き方のヒントとしても布教の教材とし
ても非常に有益なものです。

 今回は、「裸の王様」を取り上げてみたいと思います。

===以下引用===
  ヨーロッパの古い時代のこと―。 
  とても衣装に凝る王様がいた。新しい服を、次々に買って楽しんでいた。
  そこへ、二人の詐欺師がやってきた。
 「私たちは、世界一、美しい布を織る職人です。しかも、ただの布ではありません。
  地位にふさわしくない者や、愚か者には、見えない布なのです」
  王様は、さっそく大金を与えて、新しい服を作るように命じた。
  二人の詐欺師は、城の大広間に布を織る機会を据え付けた。
  しかし、機会の上には一本の糸も張られていない。
  空っぽの機会を、カタンコトン動かして、夜遅くまで、布を織るふりをしていた。

 「もう、どれくらいできたかな」
  王様は、最も信頼している大臣に、進行状況を見に行かせた。
  大臣には、不安があった。
 「地位にふさわしくない者と愚か者には見えない布」と聞いていたからである。
  仕事場へ行って、恐る恐る目を開けると・・。
 「おや、何も見えないぞ!」
  永年、大臣を勤、王様の信頼を得ているのに、「見えない」などと言ったら大変なことになる。
  辞めさせられるかもしれない。
  二人の詐欺師は、さも、目の前に布があるかのように話しかける。
 「どうです。柄も良くて、色も素晴らしいでしょう」
  大臣は、もう一度、大きく目を見開いてみた。だが、やはり見えない。
  詐欺師の一人が、ニタニタ笑いながら、小さな声で言った。
 「どうして何もおっしゃらないのですか。まさか大臣には・・」
  急に大臣は、大きな声を出して、
 「おお、素晴らしい。なんという美しい布だろうか!」
  詐欺師たちは、布の色合いや柄を詳しく説明した。
  見えない大臣は、忘れないように真剣に聞いている。
  王様の所へ戻ってから、まさに自分が見たかのように報告するのであった。 

  しばらしくて、王様は、別の役人に見に行かせた。
  この男も、先ほどの大臣と同じであった。
  保身のために、見てもいない布を、確かに見たと言って、
 「まことに、世界一の、素晴らしい柄であります」と報告した。

  やがて王様は、優秀な家臣を多く従えて、布を織っている仕事場を訪れた。
 「これはどうしたことじゃ。わしには、何も見えん・・」
  王様は激しいショックを受けた。しかし、大臣たちが見たと言っているのに、
  王である自分に見えないとは、とても言えない。
 「なるほど、とても美しいのう。大いに気に入ったぞ」
  王様が、こう言うと、供の者たちも、皆、
 「なるほど、とても美しい布でございますね」と、声を合わせて褒める称える。

  王様は、この布で作った服を、パレードで国民に披露することにした。
  詐欺師たちは、布を持ち上げるふりをして、大きなハサミで空を裁つ。
  糸の通してない針でどんどん縫っていく。
 「さあ、でき上がりました。この服は、クモの巣のように軽くできています。
  何も着ていないかのように、重さを感じないところに値打ちがあるのです」
  彼らは、このように念を押すことを忘れなかった。
  王様は裸になった。新しい服を着て鏡の前へ行き、
  身体をひねったり、横を向いたりして、
  確かめてみるのだが、自分には、やはり見えない。
  周囲の人々は、皆、「本当によくお似合いでございます。
  お体にぴったりでございます」と、褒めちぎる。

  こうして王様は行列を従えてパレードに出発した。
 「王様の新しい着物は、なんて立派なんだろう」
  国民も、この不思議な服が、愚か者には見えないと聞いていたので、
  皆、口をそろえて称賛する。王様がこれまでに買った何万着の服のなかでも、
  これほど評判のよいものはなかった。

 「あれ!王様は裸だよ」。ふと、一人の子供が言った。
  この言葉が、ひそひそと伝わっていく。
 「王様は裸なんだ。小さな子供が、何も着ていないと言っているよ」
 「王様は裸なんだ」と、皆が叫びだした。
  その声は、王様の耳にも伝わってきた。
  しかし「今さら、パレードを中止するわけにはいかない」と思って、
  今まで以上に、威厳を張って、最後まで行進を続けたのであった。
  (pp.108-113)
===以上引用===

 如何でしょう?大人となった今読むと、子供の頃とはまた違った味わいがあるのではと思います。

 更に本書は、木村(山崎)氏の解説がエピソードの後に添えられており、そのエピソードの持つ深い意味が明らかにされています。

===以下引用===
 アンデルセン童話集の「皇帝の新しい着物」と題する話である。
  一般には「裸の王様」として親しまれてきた。
  大臣は、自分が王様から悪く思われたくないので、
 「素晴らしい布です」とウソの報告をする。
  他の人々も、自分が愚か者だと思われたくないので、
  本当は見えないのに、「美しい」を連発する。
  皆、自分のことが一番大事なのである。
  自分にプラスになるように計算して、相手を褒める。
  人間、褒められたら、いちころだ。
 「豚もあだてりゃ、木に登る」といわれるくらいだから、
  目に見えない服でも着てしまうかもしれない。

  また、私たちは、ついつい他人の心ない言葉によって、傷ついたり、沈んだりしてしまう。
  しかし、この「裸の王様」の反対のケースだと思えば、気が楽になる。
  目に見えない服を「素晴らしい」という人は、
  事情が変われば簡単に「なんてセンスの悪い服」とけなすだろう。
  そんなに深刻に悩む必要はない。

  日本でも室町時代の一休が、
 「今日ほとめ 明日悪くいう 人の口 泣くも笑うも ウソの世の中」
  と笑っているとおりだ。
  西郷隆盛も、幕末の騒乱を駆け抜けたあとで、こう言っている。
 「世上の毀誉、軽きこと塵に似たり」

  王様は、途中で、自分が「裸だ」と気がついたのに、
  より一層、威厳を取り繕って、最後までパレードを続ける。
  人生、そんな終わり方をするのは哀れだ。
 「裸の王様」だったと知らされた時点で、意地や見栄を投げ捨てて、
  本当の人生の目的に向かって、新たな一歩を踏み出す勇気を持ちたい。
  (pp.108-113)
===以上引用===

 この木村(山崎)氏の解説により、本書は単なるエピソードの集成にどまらず、実践的な人生の教科書になっているのではないかと思います。

 ここに書かれていることを「人ごと」として読み流して終わるか?
それとも「自己の問題」と受け取り、自らを向上させる糧とするか?

 最後は本書を読んだ読者の態度で、本書の価値が決まるのではないかと思います。

===以下引用===
【高●顕徹公式ウェブサイト より】

いちばん心にかけてきたのは    昭和63年

 今日まで私がいちばん心にかけてきたのは、いかに正確に速やかにお伝えするかであります。

 親鸞聖人は今から700年前のお方ですから、いろいろなことが今日と違います。

 そこで今日の人たちに親鸞聖人の教えを、聖人の使われたお言葉のままでは、分かってもらえません。今日の言葉に変えなければなりません。

 その変える時に、親鸞聖人のみ教えまで変えてしまったら大変なのです。

 それで私は、現代の皆さんに親鸞聖人のみ教えを正確にお伝えするにはどうすればよいか、日夜悩んでいるのは、ただそのことであります。

 間違いだらけの私です。

 親鸞聖人でさえ、お手紙の中に「我あやまてり、我あやまてり」
とおっしゃっています。

 私など、間違いだらけです。

 だから私は「親鸞聖人はこう教えておられる。こう書いておられる。もし私の言っていることに間違いがあれば、おっしゃっていただきたい」と申し上げているのです。

「高森、おまえは親鸞聖人のみ教えだと言っているが、それは間違いだ。それでは皆を迷わすだけだ」と、おっしゃるならば、どう言えばよいのか教えていただきたい。間違えたら大変。仲人腹切り仕事と言います。

 この世の男女1組を結婚させるのにも、仲人が苦労する。うまくいかなければ、腹切ってお詫びしなければならない。そういう責任があることを言ったのでしょう。しかし、それどころではないのです。

 もし親鸞聖人のみ教えを間違えたら、万死に値すると私は覚悟している。

 非難するならば、していただいてけっこう、間違っていたら直ちに正します。
http://www.takamori.info/setsuritu/s63kouen01.html
===以上引用===

 このように言いながら、会員には絶対無条件服従を強要し、批判者は粛清し(***)、さらに教義上の誤りを指摘されても誤りを認めず、詭弁で見苦しい誤魔化しをしようとしている方がいますが(****)、その方にも本書をお読み頂き、生き方の指針にしていただきたいものです。

***親鸞会教義の相対化 70(投稿)
http://kiyomorimondo.blog70.fc2.com/blog-entry-240.html

****苦笑の独り言より
ツッコミ!【第一回】論戦の発端
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-9.html
ツッコミ!【第二回】なぜ見解が分かれたか
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-18.html
ツッコミ!【第3回】覚如・蓮如上人のお言葉で
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-24.html
ツッコミ!【第4回】田中氏の主張メール(1)
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-30.html
ツッコミ!【第5回】田中氏の主張メール(2)
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-33.html
ツッコミ!【第6回】かくて判明した根本的相異点
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-39.html
ツッコミ!【第7回】田中氏の「成就文」の領解
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-46.html
ツッコミ!【第8回】『本願文』の「信楽」は、『成就文』の「信心歓喜」
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-50.html
ツッコミ!【第9回】名号のお働き
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-55.html
ツッコミ!【第10回】名号を頂けばどうなるか
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-58.html
ツッコミ!【第11回】覚如・蓮如上人の信楽の教え
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-60.html
ツッコミ!【第12回】信楽は一念で獲得
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-64.html
ツッコミ!【第13回】一念は真実信心の信相
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/
ツッコミ!【第14回】機法二種深信とは
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-75.html

【カルトのインチキ法論の定石(第3版)】
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-65.html
詭弁の特徴(応用編)
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-72.html
かくて判明した(親鸞聖人の教えと親●会ドグマの)根本的相異点
(前半)
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-42.html
かくて判明した(親鸞聖人の教えと親●会ドグマの)根本的相異点
(後半)
http://nigawaraihonmono.blog59.fc2.com/blog-entry-43.html
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裸の王様は誰のこと?

K徹氏?
M晴氏?

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どっちもでしょ

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