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清森義行様

以下の本を紹介させて頂きます。

★安斎育郎著『「だまし」の心理学 』(雑学3分
間ビジュアル図解シリーズ)

【出版社/著者からの内容紹介 】
 世の中には、さまざまな「だまし」があふれています。
 最近問題になった、マンション強度偽装、食品の消費期限偽装、
振り込め詐欺、 盗作、必修科目履修漏れ、テレビ番組の捏造
などなど、どれも広い意味での「だまし」です。
 また、推理小説や手品、トリックアートなど、人を楽しませるエ
ンタテインメントとしての、 罪のない「だまし」というもの
も存在します。
 本書では、古今東西、さまざまな事例をとりあげながら、人はな
ぜだまそうとするのか、 なぜだまされてしまうのかという疑
問を、図説を使いながら解明していきます。
 自称霊媒師による詐欺行為や、UFOやネッシーのニセ写真な
どのトリックを暴きつつ、 霊やたたり、超能力は存在するの
かを科学的に分析。
 また、なぜ人々はスピリチュアルな世界に惹かれ、カルト宗教に
心を奪われるのか、 心理的、社会的な面からもアプローチし
ます。

 様々な形の「だまし」が溢れているご時世ですので、清森問答を
ご覧の方にもこの本を読んで「だまし」の被害にあわないようにし
て頂けたら幸いです。

~以下、特に参考になった項目~

★だましの手法 言葉巧みにウソを真実と思い込ませる

・抽象的な話は具体化して考える

 真実でないこと(=ウソ)を巧みな手法で真実と思い込ませる
 だましのテクニックも広く使われています。
 健康関連商品などでは、根拠のない検証結果を横文字の專門用語
を並べ立てて説明することで、
 いかにもすばらしい効果があるかのように見せかけ、
 購入意欲をかきたてるような手法がしばしばあります。
「わからないのは自分に知識や理解力がないからだ」
「わからないということは恥ずかしい」などと思うと、
 疑いをさしはさむ余地がなくなり、思いこみからさらに抜け出せ
なくなります。
 抽象的な話や専門用語ばかりで、具体的な話、根拠のはっきりし
た話が出てこないときは、
 そのまま流されるのではなく、一度整理し、検証してみる必要が
あります。
(p.14)


★本当のことだけ言って、全体として錯誤に導く方法

・一郎君が言わなかったこと

「だまし」の方法は、なにもウソを言ったり、ごまかすことだけで
はありません。
 次ぎの一郎君の発言を聞いてください。

「お母さん、ただいま。今日はね、1時間目の体育でドッジボール
をやったよ。
 2時間目の算数では点対称の勉強をした。3時間目は育てている
ヒマワリを観察したんだ。
 けっこう大きくなっていたよ。夏休みには持って帰ってくるからね。
 4時間目は家庭科。卵の味噌汁を作ったよ。すごくおいしかった。
 5時間目の国語は、漢字の書き取りテストをやった。満点だったよ。
 6時間目は今度見学する工場について、体育館に集まって説明を
受けたんだ。
 その後、学芸会の練習をしてきた。あ~忙しい一日だったな」

 一郎君は何ひとつウソをついていません。
 しかし、本当は今日、各教科のテストが返ってきて、
 成績がよくなかったことは言いませんでした。

 都合の悪いことを言わずに、都合のいい本当のことを並べれば、
「うちの子は学校でちゃんと勉強をして、成績も上げているようだわ」
 とお母さんが勘違いするかもしれません。

・肝心な情報は言わないという「だまし」

 すべて本当のことを言って、相手を錯誤に導くことは可能です。
 たとえば、こういう場合はどうでしょうか。
 ニュースで連日取り上げられる「桜前線が北上中」「各地の祭
り」「珍しい動物」
 といった話題はそれぞれ本当のこと。
 しかしその一方で、重要な外交問題や、国会の審議が報道されな
かったとしたら。

 報道する側が「視聴率が稼げるものを優先する」
 というような基準で放送するニュースを選ぶと、法案成立の動きなど、
 国民にとって大切であるはずのことが置き去りにされる可能性が
あります。
 情報を伝える側の意識は、ときとして重大な「だまし」につなが
るのです。
(p.206)


★遺跡発掘捏造事件の手口と学者の心理

・「神の手」がしたこと

 2000年に、旧石器発掘捏造事件があったことは、記憶に新
しいところです。
 東北旧石器文化研究所の副理事長F氏は「神の手」をもつと
いわれていました。
 F氏が発掘すると、なぜか旧石器が見つかるというのです。
 しかしそれは自作自演の発掘劇でした。

 宮城県の上高森遺跡で、自分が用意した石器を埋めていたのです。
 それを発掘して見せ、「旧石器が見つかった」と言っていたのでした。
 このことが明らかになったあと、F氏は「魔がさした」との
べましたが、
 この詐欺行為が与えた衝撃は大きなものでした。
 日本の考古学界の体質が危ういことが明るみに出て、学会全体が
混沌としてしまったのです。

 最初に詐欺行為が発覚したのは、北海道の総進不動坂遺跡と宮城
県の上高森遺跡の2つでした。
 しかし、F氏が発掘に参加した他の遺跡も検証したところ、
 捏造が広範囲にわたっていたことがわかり、遺跡の登録取り消し
などが相次ぎました。
 このように、F氏の関与した遺跡は疑いがもたれ、どこまで
が真実なのか、
 どこから詐欺行為によるものなのかわからなくなってしまいました。

・研究者に必要なモラル

 F氏はこのような詐欺行為によって、発見者という栄誉を得
ました。
 この事件から、「捏造は決して許されない」という当たり前の
ルールがいかに脆く、
 誘惑に負けてしまいやすことか、考えさせられます。
 考古学に限った話ではありません。ほかの研究分野でも、
 国内、国外を問わず論文を捏造するなどの事件が明るみに出ています。

 また、学歴を詐称するなどの事件もあります。
 事実を曲げてでも栄誉を手に入れようというのは、
 他人も自分も貶めることに他なりません。
(p.86)


★カルトに心を預ける前に

・「欲望」と「見栄」は危険

 欲望や悩み、恐怖心があると、それらを解決してくれるものを探
しがちです。
 必死に探していく中で、「だまし」の世界に取り込まれていくこ
ともあります。

 心配ごとや欲得で頭がいっぱいのときは、
 客観的にものを考えることができなくなっており、思いこみに陥
りやすいのです。
 こういったとき、だましをもくろむ人物に出会ってしまうと大変です。
 詐欺師は「あなたの願いをかなえる」だとか、
「心配を解消する」などといって近づいてくることが多いからです。
 マジックを見ればわかるように、
 巧みなトリックで感覚器官に間違った情報を与えることは簡単です。
 それにもかかわらず、
「自分で見たから本物だ。この人は自分の願いをかなえてくれるか
もしれない」
 などと信じてしまい、だまされてしまうのです。

 また、「見栄」も危険です。詐欺師は
「あなたのように優秀なお方なら、もちろんご存じだとは思います
が・・」
 など、相手の虚栄心に訴える言葉を繰り返す場合があります。
 知らないと言うのは恥なんだなどと見栄を張っているうちに、
 詐欺師の矛盾に気づく機会を失っていきます。
 その結果、どんどん詐欺師のペースにのせられ、だまされてしま
うのです。

・金儲けに近道はない

 詐欺師やカルト宗教などの言いなりになってしまわないために、
「人生を生きるのは自分自身だ」という自覚を持つことが大切です。
 また「簡単に金を儲けることができる話しはないか」
 などと欲得ずくに陥らないように気をつけましょう。
 たった数時間で巨額の富を得る経営者でも、
 事業を軌道にのせるための仕込みの時期があったはずです。
 楽して得がとれる近道がないかと色めきたつのは危険です。

 人間はだまされやすいもの。自分だけで背負いこむのではなく、
 誰かに相談して、客観性を取り戻すことも大切です。
(p.188)


以上
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